現場から声をあげた職員、でも届かなかった「告発」 八代市新庁舎めぐる事件座小田英史 比嘉海人印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

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熊本県八代市の新庁舎建設工事をめぐり、特定の建設業者に便宜を図るよう市に働きかけて6千万円を受け取ったとして、市議の成松由紀夫容疑者(54)があっせん収賄容疑で逮捕され、28日に起訴された。捜査関係者によると、前田建設工業(東京)側が入札で有利となる評価基準案が使われた疑いがあるという。逮捕前、市議は2千万円抱え東京へ 深夜のコンビニで入金40回か 「普通じゃないことをやっている」 市議が逮捕される前、そう感じて声をあげた市職員がいた。入札の評価基準や相次ぐ設計変更などに疑問を抱き、上司に訴えた。内部通報窓口にも相談した。それでも、手続きは止まらなかった。 市の内部で何が起きていたのか。 市議会が設置した百条委員会での3人の証言や取材をもとにたどった。 新庁舎建設工事の入札公告を控えた2019年7月。新庁舎の入札公告に携わる部署にいた40代の女性職員は、上司から紙を手渡された。 記されていたのは、価格だけでなく技術力や実績なども点数化して業者を選ぶ「総合評価方式」の評価基準案だった。 上司からは「これは天の声によるものだ。一言一句変更することなく事務を行うように」と指示されたという。 総合評価方式では、評価項目…この記事は有料記事です。残り1702文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人座小田英史熊本総局|警察司法、公共政策専門・関心分野財政、公共事業、調査報道、農業関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする