不審者相手に、刺又を正しく使えますか? 付属池田小で警察官が講習2026年5月26日 9時30分松浦祥子印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする【動画】大阪府警池田警察署から「さすまたの使い方」の実技講習を受ける教員や保護者たち=大山貴代撮影
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いきなり不審者が現れ、暴れ出した――。そんな時、刺又(さすまた)を正しく使えますか? 刃物を持った男が校内に侵入し、児童8人が犠牲となった事件から今年で25年を迎える大阪教育大学付属池田小学校(大阪府池田市)で25日、警察官による刺又の実技講習があった。講習に参加した教員たちは、真剣な表情で講習に取り組んだ。 講師を務めたのは大阪府警池田署の警察官たち。刺又は、長さ2~3メートルの柄の先端にU字形の金具がついた防犯用具だ。 先端のU字の部分で相手の身体を壁や床に押し当てて動きを封じるために使う。警察など救援者が到着するまでの間、相手を自分から遠ざけ、周囲の人を逃がすための「時間稼ぎ」が主な目的だ。 どう構えるのか。相手が右手に刃物などの武器を持っている場合、なるべく距離をとるために対角線上になるよう、右手を前に刺又を構えるのが良いという。 姿勢も重要だ。手の力だけでは限界があるため、棒立ちにならずに腰を落とし、刺又に体重を乗せながら使うのが効果的だ。 構え方には、先端を相手の顔部分に向ける上段の構え、腹部に向ける中段の構え、足部分に向ける下段の構えがある。中段の構えは相手の手の位置に近いので奪われないよう注意が必要だ。 U字が縦になるように持つと、両方の先端が相手の体の正中線上になるため封じ込みやすい場合もある。相手の後方から使う場合には、ひざ裏のあたりを刺又でおさえると、体勢を崩すことができる。 弱点もある。刺又をしっかり握ろうとするあまり、柄を短く持ってしまうと、相手の持っている刃物などの方が長く、こちらが負傷してしまう恐れがある。なるべく、柄は根元部分で長く持つことが重要だ。 力に自信のない人は、自分の腰あたりに当てるように柄を持つことで、相手に押し負けそうになっても柄の根元が腰にあたるため、自分の体ごと後方に下がり、間合いを詰められる恐れを減らすことができるという。 何より大切なのは、一人で立ち向かうのは危険だという認識を持つことだ。刺又一本では、先端を相手につかまえられてしまうと容易に奪われ、抵抗できなくなる。複数人で複数の刺又を用いるのが望ましい。一人の場合には、刺又よりも、透明の板などを盾にして防御することも検討するべきだという。 講習した池田署員は「刺又を使ってみるのはもちろん、相手役となって刺又を使われることで、どんな使い方が動きを封じるのに効果的かよく分かってくる」と話し、実践的な講習の大切さを訴えた。【動画】大阪府警池田警察署から「さすまたの使い方」の実技講習を受ける教員や保護者たち=大山貴世撮影有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人松浦祥子大阪本社ネットワーク報道本部|豊中支局専門・関心分野教育、社会的養護、地域の話題関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする






