有明海湾奥に生息する幻の魚「エツ」 上品な白身で、あっさり石田一光印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする
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今の時期、限られた場所でしか食べられない魚がいる。「エツ」だ。 カタクチイワシ科で、30~40センチになる銀色の平べったい魚。生態などについて、佐賀県有明水産振興センターの神崎博幸係長に聞いた。 エツは、日本では有明海湾奥部のみに生息。河口部を中心に汽水域に分布し、動物プランクトンを食べている。絶滅危惧種で、その希少性から「幻の魚」とも言われる。この時期、産卵のため佐賀、福岡県境の筑後川を遡上(そじょう)する。漁期は5月1日から7月20日までで、「流し刺し網」という漁法で取る。 筑後川沿いでは佐賀市諸富町、福岡県の大川市、久留米市城島町がエツ料理で知られる。 佐賀市諸富町の「三平寿(さんぺいず)し」で料理をしてもらった。 大将の津田和昌(かずまさ)さん(46)がサッ、サッ、サッと身に包丁を入れていく。エツを調理する際のポイントとなる「骨切り」だ。エツは骨が多いため、身に細かく包丁を入れて骨を断つ。津田さんの場合、身に対して斜めに等間隔で入れ、終わると、交差するようにもう一度入れる。手際の良さは、さすがプロ。 刺し身は、骨切りした身を細く切り、盛りつける。南蛮漬けは丸ごと食べられる。酢が効いていておいしい。押し寿司(ずし)も、エツだからというわけでなく、普通にうまい。脂がのっているが、津田さんは「上品な白身で、あっさりしている」と話す。煮付けや骨せんべいなどもあり、「こんなに食べられるかな」と思うほどの量を全部たいらげた。 エツには伝説も。秦の始皇帝…この記事は有料記事です。残り381文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人石田一光佐賀総局長専門・関心分野地方自治関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする














