米国がキューバのカストロ氏起訴、民間機撃墜で トランプ政権が圧力2026年5月21日 4時12分ニューヨーク=田村剛印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする
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カリブ海の社会主義国キューバのラウル・カストロ元国家評議会議長(94)について、米司法省は20日、南部フロリダ州の大陪審が殺人などの罪で起訴したと発表した。1996年に民間機がキューバ軍によって撃墜された事件で米国民を殺害したなどとしている。 トランプ大統領は共産党の一党支配によるキューバの政治体制を強く批判しており、キューバ革命の立役者であるラウル氏を起訴することで、さらに圧力を強める狙いがあるとみられる。 ラウル氏は兄の故フィデル・カストロ元議長やアルゼンチン人医師の故チェ・ゲバラらとともに1959年のキューバ革命を率い、米国に対抗しながら社会主義国家を建設してきた象徴的な人物。共産党トップの座を2021年に退いたが、現在も大きな力を持つとされる。 発表によると、ラウル氏は1996年、米国人が乗った民間航空機2機を海上で撃墜して4人を殺害したとされる。当時、ラウル氏は国防相を務めており、軍を統括する立場だった。航空機は、困窮するキューバから逃れる人々への支援を目的としたキューバ系米国人組織が運航していた。 トランプ大統領はベネズエラを軍事攻撃した26年1月以降、半世紀以上にわたって対立するキューバへの圧力として原油の移送を阻止。キューバへの武力行使の可能性や社会主義放棄の要求についてもたびたび口にしてきた。キューバは長年にわたって米国から経済制裁を受けてきたが、トランプ政権の圧力強化によって今月には国内の燃料が枯渇し、さらに苦しい状況に追い込まれている。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人田村剛ニューヨーク支局長専門・関心分野アメリカの社会や文化、民主主義、人権、移民問題関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする











