現場から原油危機に揺れるフィリピンの社会と外交 資源持たぬ島国のもろさマニラ=加藤あず佐印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする
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ホルムズ海峡の事実上の封鎖が引き起こした原油の供給不安がフィリピンの日常を変えている。 色とりどりの装飾で街を走り、「市民の足」として通勤や通学に使われるジプニー(乗り合いバス)。燃油価格の高騰でその姿が減っている。 「ジプニーの数が半減した」。マニラ首都圏の自宅から毎日、ジプニーで11キロ離れた職場に通う清掃員マクジー・ベティスさん(44)は4月下旬、そう嘆いた。待ち時間が長くなったのに加え、燃油の値上がりに苦しむ運転手が勝手に順路を短くしたり、おつりを返さなかったりすることも増えたという。「客が座席を奪い合い、後部にぶらさがる人までいる」 フィリピンは原油輸入の9割超を中東に依存してきた。ホルムズ海峡の封鎖で供給への不安が増し、マルコス大統領は3月24日、「国家エネルギー非常事態」を宣言した。燃油価格の値上がりを発端に影響がさまざまな方面に広がり、フィリピンの社会、そして外交までもが連鎖的に揺さぶられている。ワールドインサイト世界各地に根を張る特派員が、歩いて、見て、聞いて、考えました。ひと味違う視点で国際ニュースを切り取ります。ニュースレター「ワールドインサイト」は、有料会員の方に毎週お届けします。交通混乱、電力供給不安、インフレ…… 広がる影響 真っ先に悲鳴を上げたのがジ…この記事は有料記事です。残り2816文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人加藤あず佐マニラ支局長兼ハノイ支局長専門・関心分野人権、外交、移民・難民、教育関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする











