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午後6時55分…58分…7時。予約時間になっても、26人で宴会を入れた客は誰も現れなかった。 7時5分。予約者の女性に電話をかけたが、電源が切れていた。 やられた。無断キャンセルだ――。 東京都江東区の和食居酒屋「食堂101」が無断キャンセルの被害に遭ったのは、忘年会シーズン真っ最中の昨年12月中旬のことだ。店は昨年7月にオープンしたばかりで、何の連絡もなく予約客が現れなかったのは初めてだった。無断キャンセルに悩む飲食業界 高級店ほど痛手、確実な対策は 店内のテーブル席は30席で、この予約にほぼ全てを割いていた。土鍋つきコースの食材もすでに用意していたが、約17万円を見込んだ売り上げに、まるまる穴が開いた。 飲食業界で15年以上働く店長の平朋宜さん(38)は「無断キャンセルの被害があっても、泣き寝入りする飲食店は少なくない」と話す。歓送迎会シーズンの春は、飲食店にとっては予約客の無断キャンセルが増えかねない季節。年間2千億円ともいわれる被害を前に、あの手この手で「キャンセル料回収」に乗り出す店もあります。 キャンセル料を請求しようとしても、後ろめたい客は店の番号からの電話には出ない。運良く電話がつながっても、支払い要求を拒まれたり、「なんで払う必要があるんだ」と罵倒されたりすることもあるという。 「店の営業があるなかで、回収が難しいキャンセル料のために手間をかけられない」と話す。キャンセル料回収に新たなサービス 予約を無断キャンセルして店…この記事は有料記事です。残り1268文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人遠藤隆史大阪社会部|司法クラブキャップ専門・関心分野司法、労働、福祉関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする