インタビュー首長マガジン、一番人気は「覆面ぶっちゃけ」 元公務員編集長の狙い聞き手・大山稜印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

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知事か市町村長にならないと読めません――。2023年に創刊された「首長マガジン」は、全国1788自治体のトップにだけ無料配布されている特化型メディアだ。どんな内容なのか、少部数の無料配布でどうやって利益を生んでいるのか。元自治体職員でもある菅野永・編集長(36)に聞いた。「孤独な首長」にビジネスチャンス【関連記事】アイデア飛び交う首長マガジンの編集会議 愛読する町長は「幹部人事が…」 ◆どんな雑誌なのでしょうか 首長マガジンは、具体的な経験談や先進事例を紹介する現職首長のためだけに作る「自治体経営情報誌」です。自治体のトップを経験した人へのインタビューを通して情報を届け、1788人のリーダーたちを底支えすることでこの国に貢献する。そんな理念のもと、引き継がれにくい性格のある自治体経営のノウハウを共有する手助けをしています。 ◆特殊な雑誌を刊行するきっかけは 私はもともと北海道庁職員でした。財政破綻(はたん)した夕張市などがある空知地域を担当し、赤字の公営病院などの財政再建に関わりました。しかし、すでに決まった計画を遂行するという仕事をもどかしく思い、自分なりの自治体貢献に挑戦したいと、2年で転職することになりました。 首長は何を求めているのか。当事者たちから話を聞いてみると「実務を教えてくれる人が誰もいない」という共通の悩みが浮かんできました。民間なら、ビジネス書や経営のバイブルがちまたにあふれているが、首長の場合は学習資源が非常に乏しい。「首長って孤独」という状況に、ビジネスとして参画できるのではと考えました。市長室に入ってきて辞表をたたきつけた幹部 ◆「首長は孤独」を感じる場面とは 社内のステップアップの末に経営トップが誕生する民間と違い、自治体は選挙である日突然新たなトップが生まれます。 脇を固める副市長など官僚がうまくやってくれるという印象もありますが、あまり頼りすぎると次の選挙で寝首をかかれる心配もついてまわる。部下である職員は何十年先を見ていますが、首長は4年という任期で実績を作らないといけず、時間軸を共有しづらい。議会や支持層からの重圧もあります。 ある市長が言っていて印象的…この記事は有料記事です。残り2437文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人大山稜仙台総局|行政担当専門・関心分野気象、防災行政、労働関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする