Mujib Mashal, Hari Kumar/The New York Times 抄訳=村野英一/朝日新聞GLOBE編集部印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする

[PR]

India Is Moving Fast to Catch Up in A.I. A Coastal City Fears the Fallout. インド東海岸のビシャカパトナムは、かつては活気に乏しい港湾都市だった。それが今や、ふと気がつけば、国の人工知能(AI)開発をめぐる悩ましい問題の渦中に引きずり込まれていた。政府はここを、国のデータ産業中心地に様変わりさせようと躍起だが、多くの人々が疑問を呈している。 ベンガル湾に面したビシャカパトナム。その郊外のタルルバーダ村を訪れると、国と地方の政治家の顔が10人以上も並ぶ、巨大な掲示板に出くわす。そこには派手な色の文字で、「ようこそグーグル、いらっしゃい!」という歓迎メッセージが記されている。 掲示板の先にある緑豊かな丘のふもとでは2026年6月、地面を平らにする整地工事が行われた。1ギガワット級のデータセンター建設の準備のためで、米の巨大テック企業グーグルがこの地で150億ドルを投じて進めているプロジェクトの一環だ。しかもグーグルは、インドのモディ首相の盟友である億万長者とパートナーを組んでおり、モディ政権は、AI時代の世界的なインフラ整備においてインドの地位を確固たるものにするためには、データセンターが不可欠だと考えている。 ビシャカパトナムのあるアンドラプラデシュ州のナラ・ロケシュ情報技術相によると、データセンターへの投資が引き金になって、さらに開発が進んで外国からの投資も増えることを、州政府の担当者たちは期待している。ロケシュ氏は、グーグル歓迎の掲示板で、モディ首相とともに晴れやかな顔を披露している人物だ(訳注:ロケシュ氏の父は州首相)。【注目記事を翻訳】連載「NYTから読み解く世界」データセンターは大量の水や電力を消費しますが、雇用創出効果となると、どれほどか? 建設中は12万人、完工後も6万人の雇用創出効果がある、という説明に疑問を投げかける人も多い、とNYTは報じています。 「私にとっては、単にデータ…この記事は有料記事です。残り2919文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする