サンフランシスコ=奈良部健印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする
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AI(人工知能)に対する反感が、ブームの震源地であるアメリカ西海岸で、うねりになりつつある。若者たちの抗議デモばかりか、AI企業幹部宅への襲撃事件まで起きた。AIは暮らしの利便性を高め、大富豪を生み出す一方、雇用を奪うともされる。AI企業側も格差への配慮を打ち出した。年収3千万円でも住めないAIの街 集まる頭脳とマネーが落とす影 「まだ間に合う、AI(人工知能)開発を止めろ」 7月の週末、若者ら約200人がそう叫び、アメリカの西海岸サンフランシスコをデモしていた。この街にあるAI開発企業のオープンAI本社からアンソロピック本社、そしてグーグルのオフィス前を練り歩いた。「AIに仕事を奪われる不安」 参加者には、ソフトウェアエンジニアやコンサルタントなど、いわゆる知識労働者が多かった。「AIを理解しないまま依存していることへの恐怖」や、「AIに仕事を奪われる不安」を語る人もいた。定期的に行われるトランプ政権への抗議デモの参加者には高齢者が比較的多いが、AIデモの参加者はほとんどが若者だった。 拡声機を片手にデモを率いていたのが、元AI研究者のマイケル・トラッジ(30)。「Stop the AI Race(AI競争を止めろ)」という名の組織を立ち上げた。 開発競争で敗れれば市場を独占されるという恐怖から、AI企業は「ブレーキの壊れた車」のように開発スピードを上げ続けている。そうみるトラッジは、安全性が確保できるまで開発競争を一時的に止めることを求める。「中国に敗れてしまうというが、核兵器のように相手側も停止し、それを検証できる仕組みを見つけ出す必要がある」囲碁に熱中していた青年を変えたもの トラッジはかつて、囲碁に熱中し、日本でホームステイをしながら日本棋院でも学んだ。転機は2016年だ。世界最強と称された韓国のプロ棋士イ・セドルがグーグルのAIアルファ碁に敗れた。 「それを見て、囲碁はもうや…この記事は有料記事です。残り1395文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません
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この記事を書いた人奈良部健サンフランシスコ支局長専門・関心分野テック、インド、財政と政治、移民難民、経済安保関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする







