インタビュー安倍氏から高市氏に受け継がれた「支持の構造」 伊藤昌亮教授聞き手・松下秀雄印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする

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安倍晋三元首相が演説中に銃撃されて亡くなり、7月8日で4年が経った。安倍元首相や、高市早苗首相にひかれる若者たちの思いや動きを、どう捉えればよいのか。ネット言論や社会運動に詳しい伊藤昌亮・成蹊大学教授(社会学)に聞いた。石丸現象、高市現象・・・ 「現象」の源流にある安倍氏 私は、2024年の東京都知事選で石丸伸二氏が2位になった現象や、今年2月の衆院選で高市早苗首相が率いる自民党が大勝した現象を分析して、「支持者は政策以前に、一人ひとりに力を与えてくれることを求めている」と考えています。 実はそういう潮流は、安倍晋三元首相の時からあったのかもしれません。 2月の衆院選では、高市首相が映る膨大な数のショート動画が流通しました。公式の動画ではなく、いろんなソースから高市さんの姿を切り抜いた手製の動画です。 政策ではなく、疲れ果てて立ち上がれないほど頑張っている姿や、自分の生き方を語りながら「一緒に成長していこう」と人を応援する姿に、感動的なBGMがついています。 そこに「すべて任せます」「高市さんしかおらんやろ」といった熱狂的なコメントや、20万、30万の「いいね」がつく。 ベースにあるのは、経済が成長しない時代でも、なんとか自分は成長したい、前を向いて挑戦したいという思いでしょう。高市さんの中にロールモデルを見いだし、自分がよく生きるため自己啓発動画としてみているのだと思います。 安倍さんが首相のころはこれほどショート動画がはやっていなかった。でも、24年にインターネット上に開設された「安倍晋三デジタルミュージアム」の中にある、若者が選んだ安倍さんの「100のことば」をみると、やはり政策ではなく自分たちを応援してくれる言葉を見つけています。安倍晋三デジタルミュージアム 4年過ぎても思いを寄せる若者たち その中に「(アベノミクスは)経済政策をはるかに超えたミッションです。未来を担う、新しい日本人を育てる事業にほかなりません」があります。やはり彼らにとっては、政策を超えた生き方の問題なんですよ。「強く見える『弱者性』」 感動が生む参加型権威主義 「批判するだけの人間に、価…この記事は有料記事です。残り654文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

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この記事を書いた人松下秀雄山口総局記者専門・関心分野国内政治、政治参加、憲法、国民投票、戦争関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする