視点・解説第65回なぜ安倍氏か未解明、「迷い」ない判決、弁護側が不十分 3者の見方花野雄太 新谷千布美 島崎周印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする

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結論は、検察側の求刑通り「無期懲役」だった。安倍晋三元首相銃撃事件で殺人罪などに問われた山上徹也被告(45)に奈良地裁が言い渡した判決を、識者はどう受け止めたか。【随時更新】安倍元首相銃撃裁判 一目で分かる審理の内容と日程一覧どんな事件?裁判は?山上被告とは まとめて伝える安倍元首相銃撃波床昌則さん(元刑事裁判官) 無期懲役の量刑は、犯行の危険性や結果を踏まえれば重すぎるとはいえず、妥当だ。 被告の生い立ちが犯行に大きく影響したのか、動機の形成過程が最大の焦点だった。教団への恨みや怒りは分かるが、なぜ最終的に安倍元首相を狙ったのか、その疑問が検察側・弁護側の冒頭陳述では明らかにならず、公判を通じても十分には解明されなかった。弁護側はこの点を被告人質問でもっと厳しく、粘り強く質問し、本人から本音を引き出すべきだった。 判決は、被告の不遇な生い立ちは「遠因」にすぎず、安倍氏殺害に至ったことには「大きな飛躍」があるとした。生い立ちが犯行動機に強く結びついているという弁護側の主張の核心部分が、裁判員に十分にアピールできなかった結果といえる。 公判の審理回数は、裁判員裁判の平均の3倍の15回に及んだが、証人尋問は総花的で、ポイントが絞られていなかった印象を受けた。動機の形成過程にスポットライトを当て、繰り返し尋問をしていれば、動機形成が情状として重視される結果となったかもしれない。江川紹子さん(ジャーナリスト) あまりに「迷い」のない判決…この記事は有料記事です。残り1139文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

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この記事を書いた人花野雄太大阪社会部兼ネットワーク報道本部専門・関心分野調査報道、国税島崎周東京社会部|調査報道担当専門・関心分野性暴力、性教育、被害と加害、宗教、人権関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする