深掘りロシア情報機関の特徴とは 常に戦時態勢、積極介入で情勢を動かす編集委員・駒木明義印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

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多くの国は、情報機関の活動が注目を集めることがないよう、細心の注意を払う。ところがロシアでは、大統領自らが誇らしげにその活躍ぶりを語る。なぜそんなことが起きるのか。ロシアの情報機関は、他の国々とどんな点で異なっているのだろうか。(文中敬称略) 本来は陰の組織であるはずの情報機関による非合法工作の存在は、近年のロシアで半ば公然と語られるようになっている。 私がそのことを痛感したのは、モスクワ支局長をしていた2017年6月のことだった。 ロシア対外情報庁(SVR)の公式サイトに、奇妙な告知が掲載された。 「SVRの非合法諜報(ちょうほう)局は6月28日に、創設95周年を祝う」非合法活動を公然と称賛 SVRは、ロシア連邦保安局(FSB)と並ぶソ連国家保安委員会(KGB)の後継組織だ。 だが、SVRが公表している組織図には非合法諜報局など書かれていない。 私はSVRの広報部門に電話で聞いてみた。「組織図に無い『非合法諜報局』があると理解してよいのですか?」 即座に答えが返ってきた。 「もちろんです」 プーチンはその後、イリーガルと呼ばれる非合法工作員の活動を称賛する発言を公然と繰り返している。 なぜプーチン政権下で陰の組織が表に顔を出すようになったのか。 最大の理由は、プーチン自身…この記事は有料記事です。残り2356文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

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この記事を書いた人駒木明義国際報道部編集委員|ロシア担当専門・関心分野ロシア、国際関係、外交関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする