視点・解説2026年6月25日 11時00分仲程雄平印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

[PR]

サッカーワールドカップ(W杯)北中米大会では、48チームが1次リーグ(グループリーグ)で熱戦を繰り広げています。チームの強さを示す指標の一つが、国際サッカー連盟(FIFA)の世界ランキング。大会中もめまぐるしく変動しています。どのように決まっているのでしょうか。サッカーW杯の最新情報はこちらから グループリーグF組の日本は、6月11日時点で世界ランキング18位。14日(日本時間15日)の初戦で8位の強豪オランダと2―2で引き分け、20日(同21日)の第2戦で45位のチュニジアを4―0で破りました。 6月11日以降もランキングは変動しています。この順位は、W杯の試合が国際Aマッチと認定されるまでの「非公式」。F組の第2戦が終わった日本時間21日時点のランキングは、日本が順位を二つ上げて16位で、第2戦でスウェーデンに5―1で勝ったオランダは7位です。 世界ランキングは、1993年8月に導入されました。ただ、当初は国際親善試合を多くこなせば、ランキングが高くなる計算式になっており、あてにならないことで有名でした。 その後、FIFAは複数回、計算方法を変更し、ランキングと実力が近づくようにしました。現在の計算方法はW杯ロシア大会後の2018年8月に採用されました。 FIFAはホームページで「最適な算出方法について長期間にわたるテストと分析を行った」と説明。一定期間の試合ポイントを平均化する以前の方法から、試合結果を加算・減算するものに変えたといいます。 FIFAの資料によると、対象になる試合は国際親善試合、ネーションズリーグ、各大陸選手権、W杯など。試合の重要度に応じて割り当てられる値が違います。W杯が最も高く、W杯では準々決勝を境に値が変わります。 計算では、試合結果から、両チームのランキング差に基づく期待結果を引いた値に、試合の重要度に応じた係数を掛け、それを試合前のポイントに足します。その合計ポイントによってランキングが決まります。 つまり、試合の重要度が高く、相手が強ければ強いほど、その試合で得られるポイントは大きくなります。W杯は重要度が最も高い大会なので、試合後のランキングの変動もそれだけ大きくなる、というわけです。 今大会では、各グループの上位2チームと、各グループ3位の計12チームのうち上位8チームが決勝トーナメントに進出します。勝ち点で並んだ場合は、得失点差や総得点数などで順位がつかない場合、世界ランキングによって決まります。 2025年12月に行われたW杯の組み合わせ抽選会。出場チームを4段階に格付けする「ポット分け」では、世界ランキングが用いられました。ランキングは重要です。 日本時間21日時点で、世界ランキング1位は前回王者のアルゼンチン、2位は前々回優勝のフランス、3位はスペインとなっています。 日本は25日(日本時間26日)、36位のスウェーデンと戦います。試合後、ランキングはどう変わるでしょうか。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません