「未来の耳」社会実装を加速 奈良医大前学長がパソナ子会社取締役に伊藤誠印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする
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奈良県立医科大(橿原市)の学長を任期満了で今年3月に退任した細井裕司(ひろし)名誉教授(77)が、医学と産業をつなぐ仕事を本格化させた。医学の知識を社会に役立てる構想に取り組んで20年あまり。学長の立場を離れ、「実践に集中できる」と意気込んでいる。 専門は耳鼻咽喉(いんこう)科学。2004年に発見した「第3の聴覚」「未来の耳」とされる軟骨伝導が新たな道を開いた。 16年に設立した一般社団法人MBTコンソーシアムでは、学長時代から理事長を務めている。県立医科大の医師らがもつ医学的知識を、会員である138(今年5月18日現在)の民間企業・団体に提供し、安心で住みやすいまちづくりを実現させるのが主な目的だ。 イノベーションを生かしたスタートアップ企業の設立や新サービスの開発といった実績を積んでおり、「これから、MBTをより発展させたい」という。 一方で、軟骨伝導に関する知識やノウハウを蓄積していた。それらをイヤホンなどの商品化に活用しようと、有志たちが19年に音響機器開発・販売会社「CCHサウンド」を設立。軟骨伝導の発見者として、技術的な助言をしてきた。「研究は論文発表で終わらせるのではなく、社会に実装しないと意味がない」 そのCCHサウンドが今年6月、大きな転換点を迎えた。 昨年の大阪・関西万博で、人…この記事は有料記事です。残り606文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする















