スカボロー礁に中国の構造物か フィリピン抗議、中国「正当な権利」2026年6月10日 18時01分マニラ=加藤あず佐 北京=小早川遥平印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする
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フィリピン軍やフィリピン沿岸警備隊などが10日、マニラで記者会見を開き、中国と領有権を争う南シナ海のスカボロー礁(中国名・黄岩島)で、浮体構造物を確認したと発表した。フィリピン外務省は、中国が設置したものだとして中国側に抗議。中国外務省は、「正当な権利だ」と主張している。 沿岸警備隊のタリエラ報道官によると、スカボロー礁で確認された構造物は約30平方メートル。構造物の上には、アンテナのようなものが設置され、6人の人員も確認された。5月末、この周辺では中国の調査船2隻が航行していたという。 スカボロー礁をめぐっては、中国政府が2025年9月、「自然保護区」を設置すると発表していた。フィリピン外務省の担当者は「中国に対し、構造物の撤去を求める」と述べ、数回にわたって中国側に抗議したと説明した。フィリピン軍のトリニダッド報道官は「人工島として開発されることを防ぐ」と述べた。 中国外務省の林剣副報道局長は9日の定例会見で、スカボロー礁について「中国の固有の領土」だと主張。「科学調査を行うことは主権国家としての正当な権利だ。フィリピンに対し、挑発行為をやめるよう強く求める」と述べた。 スカボロー礁は、フィリピンのルソン島の西約230キロの、フィリピンの排他的経済水域(EEZ)内にある環礁だ。フィリピンは13年、中国をオランダ・ハーグの常設仲裁裁判所に提訴し、16年の判断は、南シナ海のほぼ全域の管轄権を持つとする中国の主張を否定した。だが、中国は判決の受け入れを拒否。スカボロー礁近海では、フィリピンの公船が中国海警局の船から放水を受けるなど、緊張が続いている。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人加藤あず佐マニラ支局長兼ハノイ支局長専門・関心分野人権、外交、移民・難民、教育小早川遥平中国総局専門・関心分野中国社会、平和、人権関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする










