パスポート、夏の旅行に間に合う? 手数料引き下げで申請急増の予想2026年6月2日 18時30分宮脇稜平印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

[PR]

7月1日からパスポートを発行する手数料が大幅に引き下げられる。これに伴い、申請が急増して交付の遅れが懸念されている。外務省は、最大で約1カ月かかる恐れもあるとして、夏の旅行シーズンを前に「時間的な余裕を持って申請を」と呼びかけている。 今国会で改正旅券法が成立し、7月1日午前0時の申請から、新しい手数料が適用される。10年用パスポートの手数料は、約1万6千円から7千円を引き下げて、約9千円になる。 5年用(手数料は約1万1千円、12歳未満は約6千円)は廃止され、10年用に一本化。18歳未満を対象にした5年用を設け、手数料は約4500円になる。 政府は、日本から出国時に払う「国際観光旅客税(出国税)」を引き上げて訪日外国人の負担増を進める一方、日本人の負担増を避けるためにパスポートの申請手数料を10年用で4割以上、大幅に値下げした。手数料に含まれていた邦人保護経費は、出国税の引き上げ分から充てる。国立印刷局は生産能力増強、それでも遅れる見込み 値下げの影響で外務省が想定するのは、7月1日以降の申請の急増だ。値下げが公表された昨年12月以降、1割程度申請数が減っているといい、「申請控え」が起こっているとみられる。 このため外務省は、パスポートを作る国立印刷局に生産能力の増強を依頼。通常は日2万冊の製造数を増やし、平日に加えて土曜日も稼働させる見込みだ。それでも、申請から交付までの期間が、通常の2週間から最大で約1カ月に延びる恐れがあるという。 例えば、7月下旬に海外旅行や出張の予定がある場合、通常なら7月初旬に申請すれば間に合うが、今回は希望通りの日程で受け取れない可能性もある。 外務省は「7月に海外渡航を予定している方は、6月までに旅券を受け取れるように十分な時間的余裕を持って申請していただきたい」(北村俊博・外務報道官)として、値下がり前に申請するか、旅行などを後ろ倒しにするよう呼びかけている。6月1日~8月31日には、電話の相談窓口も設ける。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする