全焼した実家前で思い出を話す福田茂樹さん(左)と立石香苗さん=2026年5月6日午後1時30分、大分市佐賀関、横田千里撮影

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大分市内に住む立石香苗さん(63)に、佐賀関に1人で暮らす弟の福田茂樹さん(61)から電話があったのは、昨年11月18日午後6時半ごろだった。 「火の粉がすごい」「家が2軒焼けた」――。茂樹さんの言葉から、大きな火災が起きているらしいことが分かった。 玄関に置いてあるヘルメットと防災バッグ、貴重品を持って、近所の人と避難するように伝えた。茂樹さんは知的障害などがあり、流暢(りゅうちょう)には会話ができない。香苗さんは気が気ではなかったが、避難所に無事着いたという連絡に安堵(あんど)した。障害者手帳や預金通帳も持ち、玄関の鍵も閉めて避難した茂樹さんは「煙と火の粉がすごかった」と振り返る。 実家は古くから佐賀関にあり…