深掘り映画「日泰食堂」 デモやコロナ、香港の離島に集う人々の揺れる思い牧野愛博印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする
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香港の離島・長洲にある小さな食堂に集まる人々の日常を描いた映画「日泰食堂」(2024年、台湾・香港・フランス)が5月30日からユーロスペース(東京都渋谷区)などで順次全国公開される。撮影期間中に起きた香港民主化闘争が長洲の人々にも微妙な影を落とすが、それでも関係は続いていく。自身も長洲出身の冼澔楊(フランキー・シン)監督は「人々がどうやって(民主化闘争を巡る)変化に対応するのかという点に注目してほしい」と語る。日台にルーツ持ち、処刑された弁護士の映画が日本公開 タブーに挑む 長洲は、行政機関や商業施設が集中する香港島から南西へ、船で30分ほどの場所に位置する。シン監督は、日泰食堂のオーナーで70代の男性、丈(ジョン)、食堂を手伝う年配の女性、萍(ピン)、シン監督の幼なじみで食堂に入り浸っている理想主義者の肥美(フェイメイ)を中心に、食堂に集まる人々の雑多な会話を小型カメラで追いかけた。撮影を始めた動機は、監督が子供の頃からお世話になった食堂の姿を記録に残したいというものだった。18年から約5年かけて撮影した。 ところが、19年に香港で逃亡犯条例改正案に反対するデモが始まった。映画はデモの実際の映像と、食堂のテレビでデモを見ながら口々に感想を語り合う長洲の人々の様子を交互に紹介する。若い世代を中心に民主化を支持する発言が相次ぐなか、ジョンは決して政治的な評価はしない。シン監督は「彼に限らず、お年寄りたちのほとんどは、意見を表明しない。それが、年配の人々の暮らし方だ」と語る。■様々な出来事を乗り越え、同…この記事は有料記事です。残り521文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人牧野愛博専門記者|外交担当専門・関心分野外交、安全保障、朝鮮半島関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする











