2026年5月25日 18時15分田中久稔印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

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水俣病の胎児性患者たちが準備している、歌手石川さゆりさんのコンサートが、11月21日に昼夜2回、開催されることが決まった。1978年に患者らが初めて主催した時と同じ熊本県水俣市の市文化会館で公演される。 13日にあった実行委員会で確認した。公演は午後の2時と6時。チケットは前売り6千円(当日6500円)で販売する。 1978年のコンサートは、成人後に自立の道を探った患者たちが何かを成し遂げようと企画した。熊本出身で同年代の石川さんは「津軽海峡・冬景色」が大ヒットした直後。周囲の協力もありコンサートは実現した。患者たちが還暦を過ぎた2017年には2回目の公演も開かれた。 今回は関連事業として、1978年のコンサートまでを記録したドキュメンタリー映画「わが街わが青春 石川さゆり水俣熱唱」(土本典昭監督)の上映会を福岡県内などで開く予定。コンサート当日は水俣市の会場で、患者が思い出の写真や品々を展示して自身の歩みを伝えるパネル展もある。 実行委員会は予算を約2千万円と見積もる。国と熊本県が水俣病の公式確認70年に合わせた事業として計900万円を補助するほか、市も100万円の補助を決めた。残りの大半はチケット販売で賄う計画だ。 実行委員長で胎児性患者の滝下昌文さん(69)は「チケットを完売し、成功させたい」と話す。 水俣病は、化学工場の廃水に含まれたメチル水銀が原因。汚染を知らずに魚介類を食べた人が被害を受けた。母親のおなかの中にいた赤ちゃんは胎盤を通じて水銀にさらされ、生まれながらに障害がある胎児性患者になった。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人田中久稔西部報道センター|警察・遠賀・京築・水俣病担当専門・関心分野水俣病、公害、自然災害、貧困、差別、軍事関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする