ロシアの非公開の場所で、ロシア軍の核演習に参加するロシアの「イスカンデルM」ミサイル。ロシア国防省が2026年5月20日に公開した映像から=ロイター

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ロシア軍は19日、戦略ミサイル軍や太平洋艦隊などが参加する核兵器使用を想定した大規模な演習を始めた。ベラルーシに配備された戦術核兵器の共同訓練も行い、21日まで実施する。プーチン大統領が外遊中の大規模な核演習は珍しく、「核の脅し」でウクライナや欧州を牽制(けんせい)する狙いとみられる。プーチン氏、訪中で経済協力や対米戦略を協議か 中国は影響力を誇示 ロシア国防省によると、演習には兵士6万4千人以上、原潜8隻を含む潜水艦13隻や航空機140機以上などを投入。「侵略の脅威を受けた場合の核兵器の準備と使用」の訓練だとしている。19~20日のプーチン氏の訪中に合わせ、核戦力を誇示する狙いの可能性もある。 ロシアは12日にも新型の大陸間弾道ミサイル(ICBM)「サルマト」の発射実験に成功したと発表したばかり。ウクライナ侵攻では、前線での進軍速度が停滞しているほか、ウクライナ軍の長距離のドローン(無人機)やミサイルによる、ロシア領内の軍事施設や製油所への攻撃が続いている。