英国に抗インフル薬「アビガン」を提供 ハンタウイルス対応で厚労省2026年5月18日 16時30分伊藤良渓印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする
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大西洋を航行中のクルーズ船で感染が広がったハンタウイルスをめぐり、上野賢一郎厚生労働相は18日、日本人1人を含む乗客の一部が経過観察を受けているイギリスに対し、抗ウイルス薬アビガン(一般名ファビピラビル)を提供したと発表した。アビガンはハンタウイルス感染症に承認されておらず、有効性も確立していないが、イギリスから要請があったという。 提供は現地時間の15日。厚労省によると、ハンタウイルス感染症に対するアビガンの効果については、感染後の生存率を上げるという動物実験の結果が報告されているという。実際に効果があるかはわかっておらず、上野氏は「人を対象とした臨床試験で、ハンタウイルス肺症候群の治療や予防に関する有効性、安全性が確認されているものではない」と述べた。 世界保健機関(WHO)の指針(暫定版)では、有効性が確立した抗ウイルス治療は存在しないが、アビガンなどの既存薬の適応外で使われた例があるとしている。 アビガンは日本で開発され、2014年、今後生じる可能性がある新型インフルエンザの薬として承認された。ほかの薬が無効または効果が不十分で、国が使用を判断した場合に使われる。ダニを通じて原因ウイルスに感染する重症熱性血小板減少症候群(SFTS)に対しても24年に承認された。季節性インフルエンザに対しては承認されていない。 イギリスでは、日本人1人が最大45日間の健康観察を受けており、日本人の状況について上野氏は「プライバシー保護の観点からお答えを差し控える」と述べるにとどめた。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする











