2026年5月14日 15時11分(2026年5月14日 16時12分更新)黒田陸離印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする
[PR]
変死体の捜査で駆けつけた現場にあった現金計約1千万円を持ち去ったとして、大阪府警は14日、南堺署刑事課の警部補、後藤伸被告(52)を懲戒免職にし、発表した。 後藤被告は「家族に内緒にしていた借金が数百万円あった」と理由を説明しているという。中古車の購入やゴルフ、飲食などによる借金だったという。 監察室によると、後藤被告は殺人事件などを扱う強行犯係の係長で、指揮役として変死体の現場などに繰り返し臨場していた。 後藤被告は今年3月、70代男性の遺体が見つかった堺市南区の集合住宅の一室から現金1011万円を持ち去った占有離脱物横領容疑で府警に逮捕され、その後、起訴された。 事件当日、もう1人の警察官と現場を調べていた際に、金庫の上に布がかぶせられた現金があるのを発見。同僚が証拠品などを運んでいて1人になった際に自分のかばんに入れて持ち去ったという。 後藤被告は逮捕後の調べに容疑を認め、「つい魔が差してしまった」と供述したという。 「自分が犯した犯罪で、多大な迷惑をかけ裏切ってしまった。常に償いの気持ちを持って二度と信頼を損ねないように生きていきます」と反省の言葉を述べ、現金は府警が回収して遺族に返したという。 昨年6月ごろに「変死体が見つかった現場で(後藤被告が)現金を盗んでいる」との情報提供があり、府警が同様の行為が繰り返されていた可能性もあるとみて調べていたが、捜査で確認できたのはこの1件だけだとしている。 後藤被告は「他の場所ではしていない」と供述したという。同僚への聞き取りでも目撃情報はなく、被害申告もなかったという。 西川和幸監察室長は「警察官として言語道断の行為で、厳正に処分した。今後、職員に対する指導教養の徹底を図り、再発防止に努める」とコメントした。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人黒田陸離大阪社会部|府警担当専門・関心分野地方取材、スポーツ、平和、人権関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする






